2010年1月26日(火)泉健太内閣府大臣政務官との意見交換
国会議事堂内にて泉健太内閣府大臣政務官と意見交換を行いました。
この日の議題はNPOについてです。
私は20年来「民の公(おおやけ)」である「NPO(Non Profit Organization)」の充実を訴え続けています。ここで私が使っているNPOという言葉は、民間で公益活動を行う組織を総称するものです。これは何も新しいものではなく、我が国の歴史を遡れば、江戸時代の寺子屋や町医者もNPOでした。現代では、農業協同組合や漁業協同組合、社団法人や財団法人、学校法人、社会福祉法人などもNPO法人です(拙著『日本を元気にするNPOのつくり方』で詳しくご説明申し上げています)。
しかしながら、1998年に「特定非営利活動促進法」が制定されてから、この法律に基づく特定非営利活動法人のみが「NPO法人」と呼ばれることが一般化し、本来のNPO法人という言葉が矮小化されてしまっていると感じます。この日は特定非営利活動法人もNPO法人であるが、それがNPO法人の全てではないことなどを泉政務官に改めてご説明し、新政権においてこの言葉の使用を正常化することの重要性をご理解いただいたと思っています。