2008年4月16日(水) 伊丹空港国際化に前向きな大臣答弁~国土交通委員会


私の所属ではありませんが、以前から国土交通委員会での質疑をお願いしていたところ、同僚議員の配慮で1時間、質疑時間をいただきました。
伊丹空港の国際化について、関西3空港の一体的運用の中で実現を要求しました。今回、冬柴国土交通大臣から「実現する」とのご答弁はいただけませんでしたが、関西で伊丹・関空・神戸で5本の滑走路は、四国も含め背景の人口などを考えると決して多くない。伊丹の便利さも誰もがわかっている。ただ騒音問題などこれまでの経緯もあり、時に解決を委ねる必要もあるなど、これまでより前向きなご答弁をいただきました。
今後さらに解決に向けて活動してまいります。
またこの日は福地山線事故発生日(4月25日)が近いこともあり、あらためて事故の原因究明などに触れさせていただきました。私はお亡くなりになった運転手の方の当時の状況を考えると「睡眠時無呼吸症候群」であった可能性もあると考えています。この問題は事故の原因を離れても、人の命を預かる輸送事業者の方々については、自らのことをきちんと知る機会を設ける必要があると考えています。




2008年4月10日(木) 政治は現場主義であるべき~沖北特別委員会


私は昨年北方領土を訪問し、ロシア化が進んでいることに愕然とし、そのことを昨年の委員会(11月15日同委員会)で外務大臣にぶつけました。その時は日露行動計画を交渉中であり、これを進めることが肝要とのこと。しかし、私には建前論にしか聞こえませんでした。
そこであらためて2015年までにロシアは1000億円もの投資を北方領土にしようとしている点、島民は日本に現在のところ親近感を持っていること、日本人はゼロであり、交流を深める必要があること。そのためにも一人でも多くの国会議員が短期間で行くことができるようにすべきことなどをお伝えしました。しかし高村外務大臣はやはり「国際交渉は、相手にもメリットがないと乗ってこない。どうやってテーブルにのせるかを思案している」旨の発言をされました。
この発言はそれだけ見ればもっともなことです。しかしロシアが北方領土に対してインフラ整備が進められている中、抗議もせず(昨年の答弁)、相手のメリットは何かを考えているという政府の姿勢には納得がいくものではありません。
最近北方領土返還運動が盛り上がりに欠けるのはこうした政府の考えが反映しているのかもしれません。私は頑張ります。




2008年4月6日(日)後発薬普及にもっと議論を ~神戸新聞「永田町から」

神戸新聞に私のインタビュー記事が掲載されました。

2008年4月2日(水) 増田大臣の率直なご答弁~内閣委員会


今や日本中の都市でシャッター通りと言われる商店街が存在します。政府はここ数年躍起になって地方再生に取り組んできました。根本的な対策は結局は、地方分権で権限も税源も地方に移譲するしかないのかという気がしてなりません。
それでも政府は出来る限りの対策に取り組んでいらっしゃるように思えます。岩手県知事をされていた増田地方再生担当大臣に地域再生に対する評価をお聞きしたところ、「道路、汚水処理、港湾は、これまで各省で切り分けられていたものを簡素化して 一か所で手続きできるようにした。1000か所が認定されている」というご答弁でしたが、私から知事経験者としてのご見解をお聞きしたところ「道路など3分野の補助金は省庁の垣根を越えたが、3分野だけでは物足りない。学校校舎の跡地転用などは柔軟にやってほしい、また中心市街地活性化など似たような仕組みがでてきて、全体像を把握するのが難しい」と、率直にお答えいただきました。
政府の努力はある面認めるが、残念ながら省庁ごとに地方再生ということでできることが列挙されているだけで、有機的に結びついているとは言えないのが実情です。そこにはもっと工夫する余地は十分に残っています。
今回の法改正(地域再生協議会を町の住民が作ることを要求することができるなど)で一歩でも二歩でも再生に結びつくことを祈ります。